2025年1月16日(木)、3海峡クリーンアップ大作戦実行委員会は、次世代の海洋環境保全活動の担い手づくりの一環として、地元の吉備国際大学 海洋水産生物学科と協力し、「鳴門の渦潮」周辺海域の漁場環境と生物に関する特別講義を開講しました!
初開催となる今回は、同学科の堀 学科長が講師を務め、おもに淡路島内の大学生・高校生70名が受講しました。
講義では、過去の研究調査でわかっていること、そして渦潮の海洋撹拌の影響によると考えられる海生生物(おもに底生生物)の豊かさについて語られました。
世界「自然遺産」の登録基準には、
クライテリア(ⅱ)陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群の進化発展における、重要な進行中の生態学的・生物学的過程を表す顕著な見本であること。
という項目があります。豊富な生態系の形成に「渦潮」の存在が寄与していることを証明する調査研究の必要性を示す貴重な講義となりました。